大腸の難病である炎症性腸疾患にも積極的な治療を行っております。
潰瘍性大腸炎に対しては患者さんのQOL(quality of life;生活の質)の向上と長期的な事も含めた副作用の軽減のため、基本的な内服薬であるメサラジン製剤(サラゾピリン・ペンタサに加え最近発売になったアサコールは開発治験にも参加しています)による治療に加え、ステロイドホルモン(プレドニン)を極力大量に投与しないよう免疫調整剤も使用しています。副作用のほとんどない安全な治療法であるG-CAP(顆粒球除去療法)も積極的早期に導入する事で、症状の早期改善やステロイドの早期離脱などの成果をあげています。